音楽大好きなクリニック
クラシック、洋楽、ジャズ、フュージョン(この言い方、古い?)、オペラなど音楽が大好きな院長のために、スタッフや患者さんがそれに付き合わされているのは、重々承知です。
昨日も、B&Oにi-padをつないでお気に入りを流していたものの、バラードではあっても流石にフレディー・マーキュリの声が聴こえてきたときには、やっぱりクリニック向きじゃないなと少し思いましたが。
HPの院内の写真にもあるように、当院では開業以来、B&Oのステレオで一日中音楽を流しています。
もともと、テレビの音があまり好きではないので、学生時代も音楽をかけるか、ラジオのどちらかという生活。
だから自分のクリニックの待合室にはテレビを置かず、音楽の音だけの空間にしたいと思っていました。
大学時代は、すぐ近くに貸しレコード店(懐かしい!)があり、しょっちゅう出入りして、カセットテープ(懐かしい!!)にダビングしてました。
当時は、軽音楽部でカシオペアやスクエアなんかをコピーしていたので、貸しレコードのダビングは重要課題。カセットテープを繰り返し巻き戻しては楽譜作り。
その頃、まさに当時としてはレコードの存在を脅かすCDなるものが出現。
CDの音は固いのよね、なんてわかったような強がりでレコード派を貫いていました。
それとレコードのジャケットに意味があった我々世代にとっっては、あのCDのジャケット(と言えるのか?)のあまりのコンパクトさが許せなかった!
いいジャケットはそのまま飾ってインテリアになっていたし。
高校時代や大学時代に、タワーレコードなどの袋にレコードを入れて持ち歩く事自体も、ひとつのファッションだったような気がする。
私は今も院長室に、ジョン・レノンのラストアルバム、ダブルファンタジーのジャケット(ジョンとヨーコがキスしている篠山紀信氏によるまさに芸術作品)を飾っています。
でも当時はあえなく、CDの便利さに負けてしまい、思い出のレコードたちはしばらくお蔵入り。そしてさらに時代はすぎ、今の若い人たちは、CDさえ買うことはない。
この私でさえ、CDを買わなくなった。でもレコードは静かに残っている。
音楽のある毎日に変わりはないけど、音楽の日常への取り入れ方が、若い頃には想像もしなかったような形で簡単に、それもAIが勝手に私の好みを先回りして曲を紹介してくれたり、お気に入りの特集を作ってくれたりする。(まだ完全じゃないけど、でもかなりいい線行っている)
昔は、自分のお気に入りを一曲一曲テープにダビングして、またその行為も楽しかったんだよなと思いながら、便利さに甘んじている今日この頃。
それでもやはりレコードの暖かい音が時々聴きたくなって、院長室でレコードかけると、いいところで針が飛んだりして・・・。苦笑いせずにいられません。
CDと違って完璧じゃないところが愛おしい。
PS. このブログは熱しやすくて冷めやすい院長の気まぐれで更新されます。